推薦コメントを寄せた映画


ただそこにあるリアルと誰かが作り上げたモラル。
曖昧な幻想と空想。神の不在を想い、沈みゆく夕日を眺める。
人間存在と今現在と未来、そして人生を想う。
こんな映画には二度と出逢えない気がする。
『バーニング 劇場版』

強烈で繊細、ストイックに研ぎ澄まされた一切無駄のない映画。切なく哀しいリアリズム。物語ることのその気迫に面食らった。あの兄妹の生命力と幻想だけが岬の街の救いだった。人間を好き過ぎる人間だけが到達する境地なのか、一作目にして凄まじい。
『岬の兄妹』

たまたま3月11日に観た。
笑う事を諦めちゃいけないとこの映画は言っていた。
人生のハイライトを観たかのようだった。
ふと訪れる物哀しさを振り切り、やっぱり
笑う事を諦めちゃいけないと言っていた。
ローレルとハーディは今日もどこかで卵を回し、
2人で戯けて踊っていると思う。
『僕たちのラストステージ』

母は言う、運命は変えられないの。
娘は言う、夢を見るのは人間の本能だよ。
ブルカを着たまだあどけない少女が、
夢があるから生きていけるという擦り切れる程この世界が乱用してきた言葉を、
懸命に、全身で叫んでいる。
どうしようもない理由で夢破れた、
夢を捨てた先人達の分まで。
3回泣けると聞いて観に行きました。
5回泣けました。
この映画を観ればきっと、
ちっぽけなことが愉快でたまらなくなる。
『シークレットスーパースター』

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