池松さん評

「(好きな俳優のタイプは)全力でやってくれる人。比喩っぽくなってしまいますが、命がけで映画に携わってくれる人。池松(壮亮)くんとかもそういう人なのですが、捨て身でやってくれる。そういう人がいると映画の力になります。いつ映画を撮れなくなるかわからない。一本一本が勝負なので、心強い仲間を求めてしまいます」「この映画(町田君の世界)のパワーとか奇跡を、現場で一番信じていた人。グリーンバックに向かって涙流して手を振ってましたからね(笑)。すごいですよ」
(石井裕也監督)

度を越して演技がフラット」(コピーライター田中泰延さん)

存在感だけでも見てられるっていう力を持っている」(久本雅美さん)

「池松さんの言霊の数々は、読み返して泣けてしまうくらい、ほとばしっています。凄味ある表現者から言葉を預かり、活字に転写する役割を与えられたことに感謝いたします。」(真田仁平さん)

「頻繁に会ったり連絡取り合ったりはしていないですが
なんだろう。
池松は心で話せる友達です。」(村上淳さん)

「(池松君は)自己顕示欲で闘ってない。今の立場になる前から一貫している。自己犠牲(決して恩着せがましくない)で作品を生もうとしている。作品の先にある正しい社会、美しい社会を理想論者的にちゃんと夢見ることができている。そこが僕が決定的に彼を信頼する一番のところ」「そんな彼が宮本をやると聞いて本当に嬉しかった。彼は宮本の本質を抱えている」「常に思考している。23、4歳の時から団塊の世代みたいな人だった。『早見さん、やっぱね、覚悟なんすよ。結局覚悟を背負えてるかどうかなんですよね』みたいな話ばっかする(笑)」(早見和真さん)

「池松壮亮さんという俳優が持っている、不思議な透明感っていうのかな。力強さとシャープさと、優しさと泥臭さが全部混じった感じ……これ、あくまで私の勝手なイメージですよ。ご本人には、ライブのあとで一度お目にかかっただけで、素顔はよく存じ上げないんですけど。彼もまた、寡黙な人で……。
だけど、その寡黙さの中に、俳優としての姿勢だったり気迫がビンビン伝わるタイプの人でもあって。その池松さん演じる主人公が、背広を着て街に立っている映像が、まず根底にあった気がします。その佇まいを通して、例えば自分自身だったり、世間の男たちの姿を見ている感じかな。」(宮本浩次さん)

「宮本を演じる池松さんの演技が凄過ぎて、わけわかんないくらい泣きました。今も、心臓がばくばく鳴ってます。
命を懸けて 命を描け」とは正にあのことだ。
血まみれの宮本浩の、池松壮亮の笑顔を、一生忘れません。」(エリザベス宮地さん)

「(好きな俳優は)最低限のことなのですが、自分で物が言える俳優ですね。ちゃんと意志を持って作品に臨めること。特に主役を張る人には、しっかり自分の考えを持っている人が良いです。今回で言えば、池松くんも蒼井さんもそういう俳優でした」(真利子哲也監督)

「池松壮亮の演技は『ジョーカー』のホアキン・フェニックスにも通ずる「泣き・笑い・怒り・悲哀」を同時に表現する唯一無二の演技法。」(北村匡平さん)

「『タクシードライバー』や『太陽を盗んだ男』が今でも大好き。そういった類の作品に『宮本』も入ったんじゃない?池松くんはしばらく適当に仕事していいと思う。それぐらい頑張った。15年ぐらいボケーッとしていいよ」(峯田和伸さん)

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