「日本映画の歴史という縦軸、世界の映画事情という横軸を見れば、今、日本映画は腐敗しきっていると答えざるを得ません。みんなでやんわりと映画というものの価値を落としてきたことの代償、長いあいだ問題を放置してきたことの代償だと思います。じゃあ今やるべき事は何なんだと日々考えていますが、とにかく変化を求めるなら真っ先に自分自身がリスクを冒していかなければならないと思っています」
池松壮亮、中国映画出演で確信した俳優としてのアイデンティティー(映画.com)
「俳優としてやるべきことは、誰かの声なき声や、語られていない心に寄り添い、体温を与えて、自分の体を使って表現していくことではないか。俳優である以上、そういった方法でこの時代の“実存危機”に立ち向かっていくしかない」
池松壮亮、コロナ禍で危機感 俳優として何ができるのか(シネマトゥデイ)
「エンターテインメントによって人が無条件に潤される世界は、恐らくみんなで死を隣にみた戦後だけです。エンターテインメントという現実逃避が、未来の人々、あるいは苦しむ誰かを殺す力も持っているということに、もう少しみんなで気づかなければいけないと思いますし、もうこれ以上目の前で犠牲が出る事に耐えられません」
感情の矛盾にまみれ動物の命と映画づくりに向き合う 猟師と俳優、それぞれが選び取った人生の悲喜(朝日新聞DIGITAL)
「何事においても、自分たちがどのような影響を与えているのか、自分にも責任があるのではないかと感じていかなければ、この先の未来に平和を手渡していけないかもしれない。未来を考える上でも、千松さんの生きざまを誰かと共有する手助けをしたい気持ちになりました」
『僕は猟師になった』池松壮亮 単独インタビュー(シネマトゥデイ)
『僕は猟師になった』池松壮亮 単独インタビュー(Yahoo!映画)
「僕はドキュメンタリーが好きでよく見ていますが、過去から繋がる時間軸上にある現在のリアリズムという一点においてはフィクションがドキュメンタリーに勝るものはひとつもないと思ってるんです」
ドキュメンタリー「僕は猟師になった」池松壮亮が猟師・千松信也の人生哲学に迫る(映画.com)
「幼い頃、「いただきます」を言わないと両親から怒られましたけど、その意味って全然わかっていなかったんですよね。「食べ物=生き物」だとある程度は認識していたものの、命をいただくことに対する責任を誰かのおかげで免れてきたし、罪悪感は微塵もない。改めて、自分の残酷さに目が行きます」
【8月22日公開】池松壮亮が、千松信也の生き方に触れて感じたこととは?|『僕は猟師になった』(BRUTUS)
「人間というのは、何でも作り出すことはすごく得意なんだと思うんです。
本当にこれまでたくさんのものを創造してきた。その英知によって今僕は暮らしています。
でもその先の、そのまた先の悪い方の影響や、未来の形を考えることには、意外と向いていない」
銀杏BOYZ・峯田和伸と松本穂香がラブホテルで過ごした一夜のドキュメンタリーを放送
「何にせよ新しい一年が始まります。暗いトンネルから出口に向かって歩んでいく時です。たゆまずに、時には助け合いながら、自らの足で一歩一歩歩んでゆくしかないと思っています。具体的にはどういう1年になるのか分かりません。一年前、想像もしていなかったことがこの一年で沢山起こりました。新しいビジョンを突き進むことは、過去を断ち切ることでは決してありません。過去の学びを教訓にして、これからの未来を見据え、目の前にフォーカスしていくつもりです」
【独占取材】池松壮亮、コロナ禍で中国映画「1921」撮影に参加! 激動の2020年を振り返る(映画.com)