役名:山田海斗
作品:だれかの木琴
種類:映画(キノフィルムズ)
公開:2016年9月10日
監督・脚本・編集:東陽一
原作:井上荒野
出演:常盤貴子、池松壮亮、佐津川愛美、勝村政信、山田真歩、岸井ゆきの、木村美言、小市慢太郎、細山田隆人、河井青葉、螢雪次朗
得票ポイント:151P
投票コメント①:選んだ理由
自転車に乗る池松くん、朝ごはんを作ってくれる池松くん、水泳をする池松くん、彼女といちゃつく池松くん、おばさんにも優しい池松くん、居酒屋でほろ酔いの池松くん、じつは暴れた過去があって小刀とか見つめちゃう池松くん、彼女にフラれる池松くん、博多弁を話す池松くん…、とにかく色々な素っぽい池松くんが見られて最高です。チャラい系美容師ではなく、シザーを武士の刀とか言っちゃう誠実で思慮深い美容師さんです。俳優じゃなくて美容師になってたらこんな風にになってたんだろうなあと思わせてくれます。メイキングはとにかく憧れの東監督と仕事ができるのが嬉しくてしょうがないという感じで終始ニッコニッコでそれがまたたまらなく可愛いので絶対におすすめです!!(あいりす/3位)
池松さんが颯爽と自転車で走るかっこいいシーンから始まったと思いきや、他人に巻き込まれたのをきっかけに自身ももがき苦しむやりきれない役どころでしたが、シンプルに生きれない青年を演じてる姿はさすがでした。(メダカ/6位)
投票コメント②:作品の感想
終始ふわふわして定まらない、不思議な感覚の映画で、最後まで引き込まれて観終わりました。そしてもっとこの監督の映画を観たい、と思いました。池松くんおすすめの「絵の中のぼくの村」をはじめ、「橋のない川」「サード」「もう頬づえはつかない」「ザ・レイプ」「セカンド・ラブ」「四季・奈津子」「化身」と見放題配信中心に観ました。単純な善人悪人などがいないのはもちろん、さらにキャラクターが流動的で、「この人はこういう人かな」と思った人がどんどん変わって行ったり、または突然豹変したり、外的要因というよりもそういった内的要因にこそドラマが生まれているところが大変面白かったです。変化といってもサイコになるとか狂ってしまうとかそういうのではなく、あくまでリアルな変化なところがとても惹きつけられます。個人的には「化身」がお気に入りです。あ、エロシーンのある映画が多いですが、女性が見ても安心のエロです。歪んだ視点から女性を観ているなと思う男性監督が多い中、東監督は一貫して女性=女優に対する強くて真っ直ぐな敬愛を感じます。男性キャラクターは常に手の上で転がされているというかw。ちなみに「絵の中のぼくの村」は「ぼくたちの家族」と同じくお父さんが長塚京三さん、お母さんが原田美枝子さんです。原田美枝子さんが子供たちとお風呂に入りながら当たり前のように全裸になりますが、その姿がとても自然で美しく、男性の監督が撮っているのにこれほど牧歌的なヌードもあるのかと、とても心に残りました。(あいりす/3位)
常盤さん、池松さんをはじめとする演じている俳優の皆さんが人間の複雑で不可解な部分をとてもリアルに表現されていて観ていて苦しい感情も沸きましたが、それと同時にそういう人間の少しはみ出た部分も否定せずどこか見守ってる作品の雰囲気にどこかほっとする作品でもありました。(メダカ/6位)
視聴方法:
配信:あり(TSUTATA TVは見放題配信)
DVD:販売(メイキングなど映像特典あり)、レンタル
infoまとめ:だれかの木琴
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