7位:向伊(ぬるい毒)

       

役名:向伊
作品:ぬるい毒(公式サイト
種類:舞台(紀伊國屋ホール)
公開:2013年9月13日〜9月26日公演
投票ポイント:323P
脚本・演出:吉田大八
原作:本谷有希子
出演:夏菜・池松壮亮・板橋駿谷・札内幸太・新倉健太・高橋周平・石井舞・一瀬麻衣子・井端珠里・川村紗也



みんなのコメント

初めて池松壮亮を生で拝見した作品です。再度テレビで観て、池松君が本当に向井になりきっていたんだなぁと実感しました。不誠実で嘘つきな向井を、話し方や一瞬の表情の変化で見事に演じていると思います。

舞台上からの池松さんの色気がはんぱなかったです

くまだが原さんにファミレスで暴言を吐くときのニコニコ顔がたまらなくよかった。

池松くんをさらに好きになった作品。独特の話し方と表情、雰囲気が本当にすごくて引き込まれました。

これを見て池松君は池松君でなくなって、池松さんになりました(自分の中で)

池松君は低い声でボソボソ喋るイメージだけど、向伊はちょっと高めで早口になめらかに喋る。いい声なんだけど不快で不吉な響きで、いつまでも耳にこびりついて離れない声でした。

殺人鬼の宏美だってかわいいところがたくさんあったし、人間的に共感できた。向伊は絶対理解出来ないし、こんな人がいる世の中ならもう未練はないと思えるくらい、他の人を人間不信にさせる人物。池松君の演じた中で1番の悪人は向伊だと思う。

最低最悪なやつをここまでナチュラルに演じてたのがすごく印象に残ったから。
物凄く嫌だけど魅力的なので

連載とか読むと、池松君は色々納得してないところがあるかもしれないけど、向伊の池松君には、他の役柄にはない絶対的な「オーラ」みたいなものがある。登場の時の「ユラリ」と立つところで全然違う、今迄の池松君とは全然違うと思ってぞくぞくしました。

リリオムや良介もクズ男だけど、どこか憎めないところがあった。でも向伊は根っからの悪人なので、素がやさしくてあたたかそうな池松君に合わないんじゃないかと原作を読んで思っていた。でも、全くそんなことはなかった。あまりにはまってたので、素の池松君のやさしくて温かそうな人、というイメージまでくずれてしまった。かもしれない。(笑)

この向伊という人間には、まったく信用ができない。なのにギューンと吸い寄せられる。

昨年、舞台観賞にいきました。
毒々しい、ヌメッとした口調が私を腹立たせ、惚れてしまった。
私も熊田になってしまった。
最近、少年から青年、大人の男へと進化している氏!何処か背伸びしているように見える氏。
今年の作品は、濡れ場やズルい男を演じているが正に当たり役!

弁舌が滑らかで、何を考えているかわからないミステリアスな人物がはまっていてとても驚きました。
とにかく、こういう池松君は見た事が無かった。ここまで心底冷たい嘘つきになれるなんて。今迄の誠実な好青年のイメージはなんだったんだ。というか、自分を含め、なぜあんな狭いイメージにこの人を長い間押し込めていたんだ、と思ってしまった。

完全にあの時期は向伊に毒されてたと言ってもいい位、池松くんは向伊そのもので、演技力に圧倒された役柄でした。
ステージ上の彼とオフの彼のギャップが凄すぎました!

BSでやっていたので池松君の舞台のお芝居というのを初めてみました。普通はある種の舞台っぽいお芝居になってしまうと思うんですが、映像のお芝居と全然かわらないというか、リアルで自然なお芝居のままだったのですごいなと思いました。

あの向井の腹立つ話し方。
いいですよね。
向井はいったい何だったんだろう?ってモヤモヤといつまでも胸につっかえが残った役でした。

謎につつまれた人物の演じかたが上手かった

ぞわーとしました

嫌味なほどに人を追い詰める言葉の応酬。いてもいなくても不安になるその存在感に圧倒されました。

とにかく強烈でした。感動したり、胸が熱くなる舞台というのはたくさん見たけど、これほど感情が逆なでされ、胃がキリキリ傷む舞台は初めてでした。喜怒哀楽というけど、そのどれでもなかった。

ホントに嫌だった。見ていて胃が鷲掴みされるほどに。こんな人にターゲットにされたくない!そんな羊の皮をかぶった悪魔をさらりと演じてた。後味の悪い舞台なのに怖いもの見たさにまた見たくなっちゃう。これが向伊なんだろうな。

こわいこわい池松くんを見せつけられました
こんな一面も持っているのかと驚愕させられた作品
倉持を見て吉田監督がオファーしたというのがすごい。全然ちがうのに。。。

はっきり言って、役柄として好きかと言われたら、あまり好きじゃないかもしれないけど向伊には池松君のいままで培ってきたイメージを土台から全部壊すようなパワーがあるので。

初めて池松壮亮君を認識した作品。吉田大八×本谷有希子の舞台という事で興味を惹かれて見たBSプレミアムの放送で、池松君の何ともいえない演技と雰囲気の作り方に、てっきり舞台俳優さんだと思い込んでいました…。話は面白そうだったけれども、途中でお風呂に入ってしまい、最初と最後だけ鑑賞。でもその後、池松さんの事が気になって検索し、見つけたインタビュー映像にて、劇中にキスシーンがあることが発覚。どうしてもキスシーンが見たくなって(←不純な動機…)NHKアーカイブで全編を改めて鑑賞。そして、池松君にどっぷりとハマってしまいました。
嘘つきで至極嫌な奴だけれど、なぜか気になって惹かれてしまう、そんな難しい役を、見事に熱演。冷たく突き放したと思ったら、「大丈夫?」と優しい声を掛けたりもする。そんな向伊は、ツンデレ度MAXの罪な男!

新しい一面を見せてくれた役。何を考えているかわからない体温を感じられない男。MOZUより前にメガネが似合うことを証明していました。もしこれを映像で演じたらさらにリアルに冷酷な男が見られるんじゃないかなあと妄想が広がります。
池松君はセリフを信じていないと言っていたけど、このお芝居を見ていると、台詞主体のお芝居も見たいと思ってしまった。心にびんびん響いて来る声。吉田鋼太郎さんとシェイクスピアで再共演とかあったらうれしいなあ。ないかw

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